虹の大地 アイリスィーヌ

気が遠くなるほどの遥か昔、かつて世界の果てに存在していたといわれる大地。
人々の間では、この大地のすべてのものが虹色の輝きをもち、
みな不安も悩みもなく幸せに暮らしていたと言い伝えられている。

暁時と黄昏時の僅かな時間にのみ見ることのできる、美しい虹色の空がある。
古代の人々は、この僅かな時の間だけ虹の大地への扉が開かれ、
その扉へと続く虹色の橋が現れると信じていた。
おそらく、その空の美しさから、古代の人々はこのように考えたのかもしれない。

古代の人々はその美しい空及び虹の橋を「暁の虹」「黄昏の虹」と呼んだ。