エルジェ族・デルヴィ族

エルジェ紋章 デルヴィ紋章

エルジェ族は光属性を持つ種族で、デルヴィ族は闇属性を持つ種族である。
それぞれ白き鳥類の翼と、黒き蝙蝠の翼を持つ有翼人種である。
エルジェ族は右目の下に、デルヴィ族は左目の下に独特の文様が現れる。
エルジェ族は金髪に緑か青の瞳、デルヴィ族は紫の髪に赤か金の瞳である。
またどちらも耳は尖っている。
種族的な違いはほとんどなく、属性によって外見に差があるだけと言っていい。

翼を動かす筋肉がとても発達していて、常に空を飛んで生活している。
下りるのは食事や睡眠などの時のみで立つことはなく、
地表近くに下りることはあってもやはり地に足をつけて立つことは稀。
立っているように見えても地表から数センチ浮いていることが多い。
その際は翼での飛行から魔力浮遊に切り替え、翼はバランスをとるために使っている。
丸一日飛び続けていてもあまり疲れない。

このように翼の力はとても強く、彼らにとって翼は他種族でいう足のようなものだが、
逆に足腰は非常に弱く、歩いても数分で動けなくなり、階段もまともに上れない。
地上大陸の村を訪問することもあるが、
たいていの場合地上大陸の村や家は彼らにとっては狭く、
高い建物の中は階段が多いため、非常に不便な思いをする。
そのため、好んで地上大陸の村を訪問する者はあまりいない。

命と世界を創造した光と闇に一番近い種族といわれ、
他の種族と違い光と闇に対して正しい知識をもつ者がほとんどである。
そのため、幻獣と魔物の違いについてもよく理解している。
1日に2度、大聖堂で光と闇に祈りを捧げている。
また、ライエンやルーディオ達が彼らの村を訪問しなければならなかった際、
ライエンは虐げられることを覚悟で、ルーディオ達を乗せ元の姿で訪問したことがあった。
その際、彼らは驚きの色を見せたものの、ライエンを心から歓迎し、迎え入れた。
彼らの知識は深いようで、ライエンの年齢と正式な名前を把握していた。