アサレス

人間の村に住み、突然人を襲う暗殺者。
普段は人間の姿で生活し、人の信頼を得て油断させ、人を襲う。
ほぼ完璧に人間の姿をとることができるが、
異形化した両腕だけは完全には変化しきれないため、
ゆったりとした袖の服や布で隠していることが多い。
覚醒すると肌や目の色、目つきが変化し、両腕が異形化。
左手には長く鋭い爪が現れ、右手は盾のように変形。

人の発する「負の感情」の気を好む性質を持ち、負の気がなければ生きられない。
幻獣の中でもほかに類を見ない。
なぜ負の気を好むようになったかは詳しく解明はされていないが、
もともとは幻獣本来の性質を持っており、
「負の感情」に適応した結果このような性質を持ったといわれている。
基本的に残虐な彼らだが、最近では命を尊び、人を守る者もいるらしい。
しかし人々の争いのない場所では負の気が得られないために苦痛を伴い、
葛藤に苦しむことになる。

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幻獣の中でもかなり特殊な存在。
幻獣というよりは、自我を保ったままの魔物といったほうがまだ近いかもしれない。
負の感情の気で苦しむのなら、
いっその事負の感情の気を取り込んでしまえばいいと考えたのだろうか。