ミジェリエータ

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名前 ミジェリエータ(Mijeryerta)
愛称 ミジェロ
種族 人間/混血(エルジェ族とアクエル族のハーフ)
性別 属性 光・水
年齢 24歳 一人称 オレ
身長 170cm 利き手
武器 杖(武器名:準備中…)

◎基本設定

愛称はミジェロ。
シルリースの村で暮らしている杖使いの青年。
レナード、フローラとは幼馴染。
明るく楽天的でお調子者。根は真面目。
砕けた話し方をし冗談もよく言うが、会話の中ではツッコミに回りやすい。
生まれつき体が弱く、幼いころはかなり苦労した。
現在では活発に活動し、戦闘もこなせるほどになっているが、
長時間の運動や戦闘はまだ無理がある。

豆料理が好き。
東の島に訪れた際に出会った、豆を使った甘い菓子に衝撃を受けつつも気に入り、
よく取り寄せては食べているようだ。もなかがお気に入り。

◎詳細設定(クリックで開閉:非常に長文)

シルリースの村で暮らしている杖使いの青年。
アクエル族の父親とエルジェ族の母親を持つ。
彼の父親が依頼の総合案内所を経営しているため、彼の家にはよくレナードが訪れる。
明るく楽天的でお調子者だが根は真面目で、他人との意思の疎通をする際は、
お互いが納得するまでしっかり話をするべきだと考えている。
そのため、物事を伝えるときは、細かいところまでしっかり丁寧に話して伝える。
言葉足らずなせいで誤解を与えてしまいがちなレナードのことを
ときどきもどかしく思ってしまうこともあり、
そのたびにちゃんと話さないと伝わらないことを指摘していた。

豆料理が好きで、よく自分で料理して食べるほか、
依頼や旅行などで遠出した時にはその土地独特の豆料理がないかいつも確認している。
東の島の集落を訪ねた際は豆を甘く煮る文化に衝撃を受けていた。
特に豆のジャムを使って作られた菓子類に対して強い興味を示し、
一口でその味を非常に気に入り、それ以来よく口にするようになった。
一番のお気に入りは最中。
ちなみに、豆のジャムはフローラには好評だったが、
レナードはどうしても食べることに抵抗があるようだ。

知識欲旺盛でよく読書をしているが、これも自分を守るために選んだ手段の一つ。
村の人達からはその知識の多さからいろんな方面で頼りにされている。

今でこそ活発に活動しているものの、彼は生まれつき体が弱く、
幼い頃は病気がちで、体調を崩すと重症化しやすく、病院に担ぎ込まれることも多かった。
それでも、室内に籠りきりにするのはかえってよくないと考えた両親は、
十分注意しつつも彼を自由に外で遊ばせた。
レナードやフローラもよく彼を探検遊びに誘っていた。
走り回って遊ぶことが多かったおかげか、
ある程度成長してからは体調を崩すことは少なくなった。
もっと体力をつけようとジョギングと筋トレも始め、今は完全に習慣になっている。
しかしそれでも長時間走り続けたり戦ったりするのはまだ無理がある状態が続いている。
長旅などで疲労がたまると体調を崩しやすく、咳や熱が出ることもある。

上述の通り大人になった今はかなり体力がついてきたため、
レナードやフローラと共に旅行に出かけたり依頼を請けたりして長旅の機会も多くなったが、
二人が自分にかなり気を使っていることに気付いており、
旅や戦闘で自分が二人の足手まといになっているのではないかと思い悩んでいた。
ある時そのことをふとしたきっかけで二人にこぼしてしまったとき、
二人は「自分を足手まといだと思うな」といううまの話をし、
ものすごい剣幕で彼のことを怒ったことで、
自分の考えがかえって二人を傷つけていたことに気付き、
それ以降、気遣いに感謝しつつ二人を素直に頼るようになった。

幼いころは剣士に憧れており、剣士になるのが夢だったが、
自身の体調や体質的な問題からあきらめざるを得なかった。
レナードの両親に頼んで剣を教えてもらったこともあったが、
基礎練習すらついていてなかったことで現実を見た彼は、
やりたいことより自分にできることをするべきと考えなおす。
また、体の弱い自分でも誰かの役に立ちたい、
何かできることがあるはずだという想いもあり、自分になにができるかをじっくり考えた。
そして、普通の人と比べて桁違いに多い魔力と治癒に特化した属性を活かし、
怪我人の治療や戦闘の後方支援をするようになった。
しかし、心の奥底では剣士になりたいという気持ちがくすぶり続けていた。

エクセイブと二人で行動することになったあるとき、
剣士になる夢を体調や体質の関係で諦めたことをエクセイブに話したところ、
エクセイブは彼に対し、自身を持って戦うことを提案する。
彼は剣の知識や技術を持ち合わせていないことから最初は断ったものの、
周りの魔物はそれほど強いものではなかったことや
自分の気持ちを汲み取って提案してくれたこと、
動き自体はエクセイブが先導すること、
エクセイブがミジェロを守り切ることを約束したことなどから、
思い切って前線に立つことを決意。
僅かな間ではあったが彼の剣士になるという夢は叶えられることとなった。

エクセイブを持って戦っている間、
息遣いさえ感じられるほどの魔物との距離の近さに驚きと恐怖を感じていた。
それと同時に、戦いの間、自分がいかにレナードやフローラに守られてきたかを痛感する。
短い時間ではあったが剣士として戦うことができたという満足感を得ることができたことと、
たとえ体力があったとしてもあの間合いで戦うことは自分には無理だろうと感じたことから、
心の奥底でくすぶっていた気持ちにはっきりと決着がついた。
そして、今まで通り支援をすることが自分に向いている、あっていると感じ、
「できるからやっていた」ことが「心からやりたい」ことへと変化していった。

その後宿でレナードとフローラの二人と合流した際、
案の定、疲れから咳と高熱が出てしまい早々にベッドで休むことになった。
しかしそれでも、夢を叶えてもらったことが彼にとっては非常に嬉しく、
その日の出来事をとても楽しそうにレナードやフローラにずっと話し続けていた。
レナードやフローラも、昔探検遊びに誘った後のミジェロがこうだったことを思い出し、
出来ないと思っていたことが出来たことへの喜びを一緒に感じていた。

魔力自体は他人と比べるとかなり多く持っているが、魔力を体中に循環させる力が極端に弱く、
素の状態ではほとんど魔法を使うことができない。
そのため、魔法を使う必要がある場合は、
彼のごく弱い力を補助するために作った彼専用の特注の杖を使っている。
杖を持てば普通に魔法を使うことができる。
しかし杖なしでは基礎魔法すら満足に扱えないために魔装具を使用することもできず、
杖を持って魔装具を使うのはかえって不便なため、彼の部屋には魔装具や魔道具はほとんどない。
杖を使わない素の状態でせめて基礎魔法だけでも使えるようになりたいと、
毎日魔法の練習もしているが、現状を維持するのがやっとでなかなか強くならずにいた。

ある時、杖を使っていても一部の魔法がうまく形にならないことが多くなり、
自身の力がさらに弱くなったことを感じた彼は病院で検査とテストを受ける。
その結果、魔力の循環力がさらに落ち、
ほぼ魔法が使えない状態まで落ち込んでしまっていることが分かった。
いずれ魔法が完全に使えなくなるかもしれない不安と恐怖から、一時ふさぎこんだ時期もあった。
それでもなんとかしたいと思い、病院でさまざまな治療やトレーニングを行い、
空き時間に自主的に練習をしたりもしていた。

あるとき中庭で練習をしている際、
不思議な雰囲気を持つ男性(後に水の大精霊アクティーニと知る)に出会い、
その男性から体の中に水の流れや潮の満ち引き、寄せては返す海の波を意識するという
独特な魔法練習方法を教えてもらう。
その方法でグラスに水を満たす水魔法の基礎魔法を試したところ、
それまで8分の1も入らなかった水が半分まで入るようになり、魔力の循環力が大幅に改善された。
それ以降、毎日の魔法練習を教えてもらったものに変え、
それからは急激な速度で彼の弱かった力が改善されていった。
彼の体の弱さの原因の一つに魔力の循環力の弱さが関係しており、
練習方法を変え魔力の循環力が改善されたことで、
以前よりも格段に疲れにくくなり体調を崩すこともかなり少なくなった。

また、彼の魔力の循環力が落ちてしまった原因の一つとして、
魔装具や魔道具をほとんど使ってこなかったことを指摘された。
杖を持ったままの魔装具や魔道具の使用が不便だからとあまり使わなかった結果、
普通の人よりも魔法を使う機会が減り、そのことで魔力を循環させる機会も減り、
もともと弱かった循環力がさらに弱くなってしまったということらしい。
魔装具は普通の道具よりも手軽で便利なため頼りすぎはよくないといわれることもあるが、
常に魔法を使い体内の魔力を循環させるという意味ではむしろ積極的に使うべきと教えられた。

それからは教えられた魔法練習法を実行しつつ魔装具や魔道具を積極的に使うようになり、
それ以降、杖を使わずに魔装具や魔道具を使ったり、
簡単な魔法なら扱うことができるようになった。
しかし、彼の持っている杖は、幼いころから彼の成長に合わせて改造や改良を繰り返し、
20年近くずっと使い続けているため、彼は非常に愛着を持っており、
また肌身離さず持ち歩いていたために彼にとっては体の一部のようなものだった。
そのため、杖を使わずに生活できるようになりたいと思っていたのにもかかわらず、
いざ杖のない生活をしようとすると、杖を持たないことに強い不安を感じるようになり、
結局普段の生活では杖を持って行動している。
しかしそれでは意味がないことも重々承知しており、
少しずつ使わずに生活することに慣れようと努力はしているようだ。