アルフェランツェの村出身。
5人兄妹の長女で古の賢者の末裔。
また、村を作ったアイシリアの子孫でもある。
穏やかで柔らかな人柄で、優しい性格。物事に対して積極的。
知識欲旺盛で、治癒術にも秀でていることから特に医学関係の本をよく読んでいる。
いつのまにかいろいろな情報を収集しており、各地域の出来事をおおよそ把握している。
各地でひらかれている催し物が好きで、よく参加している。
たいていのものには参加していて、兄弟も知らない経歴をたくさん持っていたりする。
お茶目な一面もあり、兄弟や仲間をからかったりすることもある。ときどき毒舌になる。
炊事、洗濯、料理など家事全般が得意。旅の間の食事はレイナが中心になって作っている。
将来は家を継ぐことを心に決めているが、
代々家を守ってきた女性は村を作ったアイシリアと同じ赤髪蒼眼であるのに対し、
自分はそうではないことに少なからず不安を抱いている。
戦うことはあまり得意ではないが、広範囲を客観的に見る目と冷静な判断力にすぐれている。
また敵のまとっている目に見えない魔力の感覚網を感じる力を持っており、
多彩な補助魔法を扱えるため、
前衛で戦う兄弟たちに一歩引いた場所から的確な指示を出し、戦いをサポートする。
賢者の強大な魔力を扱えるだけの器と素質を持って生まれたが、
魔力自体は兄のルーディオが受け継いだ。
その器と素質を知ったアルフェランツェを治める精霊アルフェリタは、
後継者が誕生するまでの間自らの魔力を預かってほしいとレイナに懇願する。
精霊は本来、死期が近づくと後継者が誕生し、
その新たな精霊に魔力を引き継いでから消滅するが、
アルフェリタは死期と後継者の誕生の時期がずれたため、
後継者が誕生するまでの間自らの力の99％をレイナに託した（残りの1％は別の少年）。
後継者の誕生はその時になれば自然に分かるという。
魔力を時がくるまで完全に封印しておくために、
右肩から左腰にかけて背中にくっきりと刻印が刻まれることを承知した上で、
レイナは自分が役に立てるのならと快く大役を引き受け、
必ず魔力を引き継ぐことをアルフェリタに約束した。
