クールアの魔石

薄い青、もしくは白に近い水色をした魔石。半透明。
六角形をしており、細い溝が何重にも刻まれている。

魔力によって刺激を与えることで魔石は蓄えていた魔力を放出し、
魔石の周辺と接している物に対し冷気を発する。

主に食品などの保冷、暑い場所で涼を取るために使われる。
魔石は加工し単体で使われるほか、開閉のできる箱の内側に取り付けて使うことが多く、
クールアの魔石が取り付けられた箱をクールアの箱と呼ぶ。
クールアの箱には魔法陣も刻まれており、
それによって魔石が魔力を充填する量と放出する量のバランスを調節し、
魔石の力を長期間維持し続けることができる。
動作の開始と停止は魔法陣に一瞬魔力を送ることによって行う。

食品の長距離輸送の際はほぼ確実に同梱されているため、
クールアの魔石が余っている家庭も多い。その魔石を回収して再利用する場合もある。

魔石は魔力の刺激があるたびに魔力の放出と充填を切り替え、
魔力を放出しきった場合は真っ白で不透明な石のような状態になる。