シェピル

その人の本質を具現化した精霊。独立した自我と意思を持つ。
主人が村とその周辺(セフィレーテの魔力が及ぶ範囲)にいる間だけ目視でき、
それ以外の場合は常に主人の中に存在している。

その人の本質を表すためどんな姿になるかはあらかじめ決まっており、
その姿はセフィレーテの村に訪れるまで分からない。
初めてセフィレーテの村に訪れた際にシェピルが姿を現す。
何らかの生き物を模した姿である場合が多いが、
希に無機物の姿や人工物の姿、実体のない姿になる場合もある。
基本的に姿は変わらないが、主人の心や体の成長によって多少姿が変わることがある。

特性上、主人と似た性格であることが多い。大きさは20cm~40cmが一般的。
現れるシェピルは普通1人1体だが、稀に2体以上現れる場合もある。
宙に浮いて移動するものがほとんど。

出会ったばかりのときはシェピルは言葉を話すことができず、
主人との交流を深めていくことで少しずつ言葉を覚えていく。
シェピルとの対話はセフィレーテの魔力が及ぶ範囲でしかできない。
また、出会ったばかりの場合、
シェピル自身が自分の体の特徴や勝手をよくわかっていない場合があり、
どうやって周りと接していけばいいのかを主人も一緒に考え教えていく必要がある。

シェピルは性質上、主人に対し敵意を持つことはない。
ただし、シェピル自身も独立した自我と意思をもつため、主人と喧嘩をすることはある。

シェピルと主人はある程度感覚と感情を共有しており、お互いがどこにいるのか、
どんな気持ちなのかを知ることができ、怪我の痛みや触れられた感覚も分かる。
物理的に傷つけあうことがあってもどちらも死ぬことはないが、
自分自身を傷付けるようなもののため、お互い心に深い傷を負うことになる。

シェピルは人間の食べ物を食べることはできず、飲食も必要ないが、
シェピル専用の餌なら食べたり飲んだりすることができる。
定期的に与える必要はなく、ご褒美やおやつとして与えるのが普通。
セフィレーテの村で買うことができ、種類も豊富。

シェピルには衣服や装飾品などを付けることが出来る。
そのままセフィレーテを離れた場合、シェピルは付けたものごと姿を消す。
再びセフィレーテを訪れた際に、シェピルは服などを付けた状態で姿を現す。