ウォマの魔石

落ち着いた赤色をした魔石。
透明感があり、時折火の粉がちらつくような輝きを見せる。

アルフェリタ地方に多く存在し、特に質の良いものは豪雪地帯に多い。
冷気に反応して魔力を放出し発熱する性質がある。

主に防寒のために使用される。魔石の中でも比較的加工しやすい。
加工されたものは身につけるタイプと設置するタイプがある。

魔石のある場所は雪が解けるため、雪の積もった場所の方が見つけやすい。
ただし原石はあまり長く発熱しないため雪の下に隠れている場合も多く、
発熱している魔石の周りの雪を除けると多く見つかる場合もある。
純度が低いものは発熱時の温度も低く、純度が高いほど温度も高くなる。
また、小さいものは範囲が狭く、大きいものほど広範囲に熱を発する。
加工することによって発熱する時間を大幅に伸ばすことができる。
ただし加工による温度調節はほとんどできない。

冷気に触れると勝手に発熱するため、
普段は冷気に触れないよう厚手の布の袋に入れて保管するのが一般的。

冷気に触れている間は魔力を放出し続け、
魔力を放出しきるか周りが一定以上の温度になると発熱をやめ、魔力の充填を始める。
魔力を放出しきった時は赤黒くなる。