魔装具と魔道具

魔力を宿した石、「魔法石」を加工したもの。及び加工したものを取り付けたもの。
このうち、身に付ける装飾品や、武器・防具などの装備品を「魔装具」、
家具や道具などを「魔道具」という。

普通、魔法は生まれ持った属性のものしか扱うことができないが、
魔装具を身につけ、その魔装具に自分の魔力を送ることで、
誰でも魔法石の宿す属性の魔法を扱うことができるようになる。

力の強いものは武器に加工されることも多い。
力のごく弱いものは一般に広く出回っており、日常的に使われている。
利便性から指輪または腕輪に加工されることが多いが、
目的によってピアスやアンクレットなど種類はさまざまである。
いくつかの種類を専用の小箱に保管しておくのが一般的である。

用途は主に日常動作と魔法練習。
例えば炎の魔石を指輪として加工し身に付け、指先から炎を発生させマッチのように使ったり、
光の魔石を腕輪として加工し身に付け、手から光を発生させ懐中電灯のように使ったりする。
魔法の練習の場合は、自分と同じ属性の物を身につけ、一時的に魔力を高める目的で使用する。

魔装具の効果は身につけている間だけで、外せばその属性の魔法は扱えなくなる。
日常生活を補助する意味合いが強い。

魔道具は大抵の場合魔法陣と併用される。
食品を冷蔵・冷凍保存するためのクールアの箱をはじめ、
かまどやランプなどが魔道具として一般的によく知られている。