オッドアイ

左右で瞳の色が違う者。

人、竜、獣いずれにも生まれる可能性はあるが、確率は稀。
この世界では、「邪悪の象徴」「災いを呼ぶ者」として、主に人から忌み嫌われている。
実際はまったくそんなことはないのだが、子は親に言い聞かされて育つため、
よく知りもせず毛嫌いする者が大多数である。
だが最近では「聞くほど怖くはなかった」と理解を示す者も少しずつではあるが増えてきた。

差別の対象となるため、
オッドアイの者は何らかの方法で片目または両目を隠していることが多い。
また非道な仕打ちを受けたことがある者が多く、
心に傷を負い人との関わりを避けようとする傾向にある。

オッドアイを忌み嫌うのは人間のみで、竜や獣達はごく普通に接している。

オッドアイには真実を見抜く力がある。
これは自分にとって危険な出来事(幻、敵の危険な能力、毒の有無等)を見抜くものである。
一般には危険を呼ぶ者との認識があるが、彼らはむしろ危険回避能力に長けている。
古い書物の中には危険回避能力が高い事が記されている物もあるが、
オッドアイのことをわざわざ知ろうとする者は少なく、ほとんど認識されていない。
またオッドアイ本人も知らないことが多い。

オッドアイの者が何故このような能力を持っているのかは今のところ分かっていない。